内縁の妻は、死亡退職金を受け取ることができるでしょうか?(内縁関係 別居)

離婚相談Q&A
No.009
2005年8月25日掲載
  • 内縁の妻は、死亡退職金を受け取ることができるでしょうか?

私には、10年以上夫婦同然に生活を共にしている内縁の妻がいますが、20年近く別居をしている戸籍上の妻がいるため籍は入れていません。 先日、会社の同僚が急死したこともあり、もし私に何かあった場合、自分の財産の一部でも内縁の妻に残す方法がないかと模索しています。

会社の退職金規定に、死亡退職金は、配偶者(内縁関係を含む)に支給するとあるのですが、戸籍上の妻、内縁の妻の両方がいる場合については定めていません。 仮に、私が在職中に死亡した場合、内縁の妻は、死亡退職金を受け取ることができるでしょうか?

50代 男性
  • 本妻と事実上の離婚状態にある場合、内縁の妻に受給権が認められる可能性が高いでしょう。

夫婦同然に生活を共にしていながら婚姻届を出していない、内縁関係の妻(夫)は、相手が死亡しても法定相続人にはなれません。 しかし、死亡退職金は、受取人の固有の権利であり、相続財産に含まれないと考えることの方が多く、退職金規定でも退職金の受給権者の範囲、順位が定められているため、死亡退職金は相続財産ではなく受給権者の固有財産と考えて差し支えないと思います。

本妻(戸籍上の妻)とは、20年以上別居を続けていることから、既に夫婦関係は破綻しており、将来修復する見込みもない、事実上の離婚状態にあると考えられます。 事実上の離婚状態にある場合には、内縁の妻の方に、受給権が認められる可能性の方が高いと思われます。

また、内縁の妻は法定相続人にはなれませんが、遺言書を作成することにより、財産を相続させることも可能ですので、遺言書の作成をおすすめします。

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