離婚の際の財産分与も、夫婦間の契約のため取り消すことができるのでしょうか?

離婚相談Q&A
No.033
2006年05月20日掲載
  • 離婚の際の財産分与も、夫婦間の契約のため取り消すことができるのでしょうか?

夫の浮気が原因で離婚することになり、離婚の際の財産分与としてマンションを譲り受けました。 ローンは完済しており、マンションの所有権移転登記も行っています。

夫は、愛人のマンションで暮らす予定だったようですが、離婚後、愛人と別れたため、財産分与したマンションを返すように言ってきました。 夫の言い分としては、夫婦間の契約はいつでも取り消すことができるので、財産分与も取り消すことができると言います。

離婚の際の財産分与も、夫婦間の契約のため取り消すことができ、マンションを夫に返さないといけないのでしょうか?

40代 女性
  • 婚姻関係が破綻していた場合、夫婦間の契約取消権を行使することはできません。

夫婦間の契約は、婚姻中は一方的な取り消しが可能である(民法754条)ということが原則です。 しかし、形式上婚姻関係が継続していたとしても、契約取り消し時に婚姻関係が破綻にしている場合は、夫婦間の契約の取消権の行使を認めないという判例があります。 夫の浮気が原因で離婚に至ったことからも、夫婦関係は既に破綻にしていたと考えられます。

また、仮に離婚成立前に財産分与を行っていたとしても、夫婦間の契約取消権を行使することはできません。 したがって、夫が言うように財産分与を取り消し、マンションを返還する必要はありません。

スポンサード リンク
離婚ナビ > 離婚相談Q&A > 離婚の際の財産分与も、夫婦間の契約のため取り消すことができるのでしょうか?