大学を卒業するまで、養育費を支払ってもらうことはできるでしょうか?(扶養義務)

離婚相談Q&A
No.035
2006年06月10日掲載
  • 大学を卒業するまで、養育費を支払ってもらうことはできるでしょうか?

私は、高校2年生の17歳です。 両親は、5年前に調停離婚し、私は母と暮らしています。 母は、再婚していませんが、父は1年前に再婚をしています。 母は派遣社員として働いていますが、父親から毎月養育費をもらっています。 養育費は、私が成人するまで支払ってもらえることになっています。

私は、高校を卒業したら大学に進学したいと思っているのですが、私が成人したあと養育費を支払ってもらえないと、大学の学費や生活費に困るのではないかという不安があります。 父には、大学卒業までの生活費と学費の一部を、養育費として負担して欲しいとお願いしているのですが、父の再婚相手が反対しているようです。 調停や裁判を申し立てれば、大学を卒業するまで、養育費を支払ってもらうことはできるでしょうか?

10代 女性
  • 成人後、大学卒業までの費用を負担させることは難しいでしょう。

養育費の取り決めを行う場合、子が未成人であっても、高校卒業後に18歳で就職した場合は養育費の支払いを18歳までとしたり、または、成人後も大学を卒業するまで養育費を支払ったりと、その方法はそれぞれの家庭環境や事情に応じて異なります。

裁判所の判例では、原則的に、親が子に養育費を支払うのは子が成人に達するまでとされています。 それは、養育費の支払いとは、親に課せられる扶養義務であり、一般に成人は、自活能力(就労可能であり、自分自身を養う能力)があり扶養を必要としないと考えられるからです。 大学生であることは、例外とはなりません。 例外とされるのは、心身や精神に障害がある場合や、病気などにより就労できず自活能力がない場合です。 大学生であっても健康で就労が可能であれば、調停裁判を申し立てたとしても、父親に、成人後も引き続き大学卒業までの費用を負担させることは難しいと思われます。

また、仮に、成人後に養育費が支払われなくなったとしても、経済的理由により修学が困難になることのないよう、大学進学時から奨学金を受給し、将来に備えておくことも考えておかれた方が宜しいかと思います。 奨学金には、返還の必要のない給付奨学金や、無利息で貸与できる奨学金もありますので、今後も大学進学を諦めることなく勉学に励んで下さい。

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