マンションのローンは、婚姻費用に含まれるのでしょうか?

離婚相談Q&A
No.042
2006年08月30日掲載
  • マンションのローンは、婚姻費用に含まれるのでしょうか?

現在、主人の浮気が原因で1年半別居状態が続いています。 私は8歳の息子と持家のマンションに住んでおり、主人はアパートに一人で住んでいます。 子供の気持ちもあるので離婚には踏み切れないが復縁もしたくなく、別居状態が続いています。

主人の年収は900万円、私の年収は70万円です。 主人は、持家のローン(年間120万円)の他に、婚姻費用として月6万円を振り込んでくれておりましたが、生活費が足りないので婚姻費用算定表から算定した月額12万円を、主人に請求しました。

主人は、「婚姻費用は、衣食住に関わる費用なので、マンションのローンも婚姻費用に含まれる。マンションのローン10万円と生活費6万円の合計16万円が婚姻費用に相当する。」と主張し、婚姻費用の増額に応じてくれません。 また、主人は、マンションのローンの他に自分のアパートの家賃も支払っているので生活に余裕がないと言います。 主人が言うように、マンションのローンは、婚姻費用に含まれるのでしょうか?

30代 女性
  • ローンを支払っているマンションに居住している場合、マンションのローンは婚姻費用に含まれます。

夫婦は相手の生活を自分と同じレベルで維持し、夫婦の資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する義務があります。 すなわち、別居中でも婚姻関係が継続している間は、相手の生活を維持するため金銭の援助を行わなければなりません。

別居中に居住しているマンションのローンの返済を夫が全額負担している場合、月々のローン返済額は、婚姻費用に加味されます。 しかし、ローン返済額の全額を婚姻費用に含めた結果、夫との生活レベルに著しく差が生じるようでは問題があります。 また、仮に離婚した場合、マンションを処分し分与するのか、一方が所有するのかなどが不明確であるにもかかわらず、ローン返済額の全額を婚姻費用に含めることも問題です。

婚姻費用算定表の金額は、あくまで目安として用いるものであり、実質的な婚姻費用はお互いの生活を比較して算出するべきです。 双方の月々の生活費はいくら必要か、夫の給与から支払われている生命保険料や定期貯金があるかなど、マンションのローン以外の支出も含めて婚姻費用を総合的に算出する必要があります。

もし、話し合いで解決できない場合は、調停を申し立てることもできます。 また、今後について、調停で第三者を交えて一度話し合ってみることも必要ではないでしょうか。

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