監護者

離婚のすすめ方

親権者 - 監護者

監護者とは、子供を引き取り生活を共にし身の回りの世話をする人のことをいいます。
親権は、身上監護権と財産管理権から構成されていますが、監護者は、身上監護権のうち子供の養育の権利と義務が認められています。

例えば、夫婦双方が親権を譲らない場合などに、親権者と監護者に分けて、それぞれが部分的に子供の責任を負うということができます。 親権を2つに分けるということは、子供と一緒に生活できない親権者と子供と生活を一緒にするが親権のない監護者に分けるということです。
もし、相手方が親権という名称に執着しているのであれば、親権を譲って自分が監護者になる方法もあるのです。 あなたが子供と生活することを最も望み、あなたと生活した方が子供も幸せになれると思うなら、親権を放棄して監護者になり、子供との生活を優先した方がいい場合もあります。

しかし、相手方に親権があるため、子供の身の回りの世話以外の部分で、相手方に親権者の権限が残ってしまいます。 そのため、相手方が親権者であることを理由に子供を連れ去るなど離婚後も問題が生じる可能性はあります。 親権者と監護者を分けるということは、あくまでやむを得ない事情がある場合や、子供がある程度の年齢に達している場合などの最終的な局面であると考えて下さい。

以下の表に、家庭裁判所で親権者と監護者を別に定めた場合の件数をまとめています。 表を見ても分かるように、親権者が父母の性別に関わらず、監護者を定めないことの方が圧倒的に多いです。

親権者・監護者の取り決め件数(件)
  総数 うち監護者の取決め有り
総数 双方 父母
以外
総数 15,348 212 2 178 31 1


13,743 203 - 178 24 1
1695 9 2 - 7 0
平成10年度司法統計年報参照

離婚に際し、親権者は離婚届に記載する欄がありますが、監護者はありません。 離婚後のトラブルを避けるため、協議離婚の場合は離婚合意書公正証書を必ず作成しておきましょう。

また、監護者は、両親以外の第3者がなることも可能です。 祖父母や両親の兄弟姉妹などの親族や、経済的理由で子供と生活をできない場合などは、児童福祉施設が監護者となることもあります。

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